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円高・円安
他の通貨に対して円の価値が高くなること、安くなること。
USD/JPYの通貨ペアにおいて、円高になると為替レートは下がり、円安になると為替レートは上がる。
株価への影響
円安になると、海外の投資家にとって日本の株は価値が下がったように見える。
例えば1000円の日本の企業の株があったとして、USD/JPYが100円であったときに海外投資家が1000÷100=$10で購入する。
その後、株価は以前と変わってないものの、円安となりUSD/JPYが200円にまで上昇したとする。
そうなるとドル円レートを介したその企業の株価は1000÷200=$5にまで低下したことになり、 円安は海外投資家にマイナスの影響を与えたことになる。
このような理由から、海外投資家の投資比率が高い企業の株価は円安になれば利益確定売りが行われ下がりやすい。
反対売買
買ったものを売ること、もしくは、売ったものを買い戻すこと。
投機取引と実需取引の違い
投機筋はポジションを永遠に持つことはない。投機とは価格の値幅益の獲得を狙うものであるから、 買ったものは必ず売るし、売ったものは必ず買い戻す。常に反対売買を行うのである。
つまり、市場に長期的な買い・売り圧力をかけることはない。
それに対して、代表的な実需取引者の輸出企業・輸入企業は為替市場で反対売買を行わないので、 市場へ強い買い・売り圧力をかけることになる。
そのため、輸出系・輸入系のような反対売買を行わない市場参加者の存在には注目する必要があるのである。
ショートカバー
ショート(売り)のポジションを解消するために、買いの反対売買をすることをショートカバーという。
しかし、ロングポジションを解消することをロングカバーとは言わない。
ロング・ショート
ロングとは買いのことであり、ショートとは信用売りのことである。
株式投資においては、ロング=買いが一般的であり、ショート=売りはあまりメジャーではない。
一方で、為替取引ではロングとショートが同等程度に行われている。
エントリー・エグジット
エントリーとは、ロングであれショートであれポジションを持つこと。
例:「ドル円ロングの100.00円でエントリーした」
エグジットとは、逆にポジションを閉じること。手仕舞いと同じ意味。
例:「100.00円でエントリーしたドル円ロングを101.00円でエグジットした」
エントリーとエグジット、どちらがより重要か
著名なトレーダーの意見を見ると、取引は利益確定(または損失確定)をして初めて結果の良否が確定するのであるからエグジットをどこでするかが重要であり、エントリー地点は大して重要ではない、という見方が強く存在する。
逆に、エントリー地点で後々の結果も大きく変わるという考えから、エグジット地点は大して重要ではなくエントリー地点こそ重要である、という意見を持つ著名トレーダーもまた多い。
あくまで一意見だが、それらトレーダーのトレードスタイルを鑑みると、ポジションを一ヶ月単位で持つ長期取引者ほどエグジットを重要視し、ポジションを数時間から数日で閉じる短期取引者ほどエントリーを重要視するようである。
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